幕末の寺子屋

仁井田村と種崎村にあった寺子屋については「村のことゞも復刻版(44頁)」「三里のことども(129頁)」にも、それぞれ1868(明治初)年頃の寺子屋の記録があります。今回の資料はそれより3年ほど遡ったものです。
 
図書館で借りた「復刻版 高知藩教育沿革取調」(昭和61年 土佐史談会)という本の巻末に「日本教育史資料 巻24 私塾寺小屋表 上(高知県関係分)」というのを見つけました。
もしやと思い、国立国会図書館デジタルコレクションで探してみると、ありました。
ある程度の手掛かりがあれば情報がたやすく入手できる便利な時代になりましたね。
ですが、なんてことはない先の本の巻末資料とまるっきり同じでした。
でも、デジタル資料とはいえ、表紙や全体を見ることが出来てなんとなく雰囲気は伝わってきます。
 
 
 
日本教育史資料(9)のコマ番号155
1865(慶応2)年に仁井田村と種崎村に寺子屋があったという記録
 
 
 
※寺子屋は幕末期に急速に拡充した庶民対象の教育の場で、文部科学省が公開している「学制百年史幕末期の教育」にその概要があります。