川島山の桜

三里で桜と言えばここですね。
4~5分咲きといったところでしょうか。
たいてい車中からのお花見になりますが、毎年楽しみにしています。
 
通称「川島山」(2021年3月19日撮影)
 
地図上では大平山と表記されていますが、古くから「川島山」と呼ばれていたようです。
ひょっとすると近所に住んでいる方は今でも「川島山」かもしれません。
 
「川島」と言えば代々土佐山内藩御船倉の御用商人として栄えた川島家が仁井田にあります。坂本龍馬の継母伊与は、この家の貞次郎の妻として九反田の北代家から嫁ぎましたが、夫と息子を亡くします。その後、川島家を里として龍馬の父八平に嫁ぎました。龍馬は、姉乙女と潮江から船をこいで、もとは種崎にあった川島家(安政の大地震で被害を受け仁井田に移転)によく遊びに来たそうです。当主の猪三郎は、村の人から「ヨーロッパ」とあだ名されるほど西洋事情に明るい人で、龍馬は猪三郎から西洋の知識を授けられたといわれています。